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営繕かるかや怪異譚(小野不由美)
2020.08.24
books

Amazone Primeで「来る!」を見て、民俗学に基づいたホラーが好きだなと改めて感じて、この夏はホラー小説を読むことに決めた。

もともと小野不由美さんのゴーストハントが好きで漫画を買っていて、小説読んだこと無かったなと購入したのが今回の本。
軽いホラーとして楽しめた。難しい言葉が出てきてたまに目が滑る。

怪異に対する対処などは案外さらっとしていて、読んでるうちにある程度想像ができてくるのでアッという驚きとかは無いのだけれど、そこに至るまでの描写が細かくてちゃんとゾゾっとして夏によく合うなと思った。
これ、蟲師のイラストがすんごい合ってていいな。

内容としては、いろんな家とかで起きる怪異を、まるごと取り払うんじゃなくて、営繕屋として補強なり修理なりなんなりして、困らない状態に戻すというかまあそんな感じ。とんちですね。
はやく2巻の文庫も出てほしい。